なぞって言う【ウケるトークスキル】
もし、あなたが普段から笑い笑わせたいと思っているなら、このブログはお役に立てると思います。ウケる事例をちょいちょい集め、ゆる〜く体系化。具体的な切り口で紹介しています。何気ない日常に笑いを!
なぞって言う
一度出てきたフレーズをそのまま言うことで笑いを起こします。
例えばこんなシーンです。
この前、Yシャツの下に着るアンダーシャツを買ったのですが、なぜか肌に合わずめちゃめちゃ蕁麻疹が出てしまって、病院に行かないとなぁと思っていました。すると、今日いきなり肘の近くに酷い痛みが発生し病院に行きました。
会社の近くにある、いろいろな小さな病院が集まっている建物です。
とりあえず肘の痛みがひどいので、外科を探します。
しかし、外科が見つからず「整形外科・美容外科・皮膚科」の看板があるところに、皮膚科もあるしちょうどええわと思い扉を開きます。
「肘に痛みがあるんですが、診てもらえますか?」
と受付に聞くと「大丈夫ですよ」と回答があり、保険証を出し、問診票を書かされる。
問診票を書いている間、院内の待合室を見回していると、数々の賞状、先生がラジオに登場とか、先生が著者なのか本が置いてあったり。とやけに自己PR力が高めです。
(有名なのかな?)
他にTVモニターがあり、当院のダイエットプログラムの劇的ビフォーアフターの紹介、やCO2レーザーでシミやホクロが跡形も無く取れた映像や、ギザギザのかかとの角質が取れ、ピンポン球くらいツルツルになった衝撃映像などが流れている。これも自己主張が強めです。
(まぁ、美容外科だしね。そこらへんが儲かるんだろうな)とちょっと違和感を感じながらも待っていました。
名前を呼ばれ、診察室に。
あれ?ダイエットプログラムを教えているわりには、ぽっちゃりな先生が出て来ました。
ぽちゃ先生「どうしました?」
私「肘が痛くて」と腕をまくって見せました。
ぽちゃ先生「あぁ〜、ここね」と言って私の肘の近くを触ってきました。
私(早いよ、問題解決のスピードが。。。普通もっとどこですか?とか、何かしました?とか患者をヒアリングするでしょ。で、押してる場所違う、もっと内側)と思いながらも、
私「う〜ん、そうですね。そこらへんかも、、、でももっと内側が痛いです」
と先生を優しくフォローしながら返答。
ぽちゃ先生「ここはね、ゴルフをしたり、重いもの持ったりすると痛めたりするんですよ」
私(人の話聞いてねー)「、、、うーん、重いものは最近持ってないですね。強いて言えばパソコンで入力作業が多くなったことぐらいです。」
ぽちゃ先生「あっ、パソコンね。マウスはああ見えて手にはすごく負担がかかってるから必ず、手を浮かしっぱなしにしないこと」
(適当〜!ちょっと待って、俺はキーボードにマウストラックがついているので、マウスは使わないよ。それに、今どき手を宙に浮かしたままマウス操作をするやつなんかおらんわ)
先生「必ず手を置けるクッションを買ってください!肘が痛くなるから!」
私(それが処方箋かよ!あと、それハンドレストや!)と思いながら「あ、はい」と返事をする。
(強い、この先生。自己肯定感が強すぎて、自分の落ち度を凄いスピードで無かった事にする処理能力がハンパないわ)
私「あと、新しいアンダーシャツを買って着たんですけど、蕁麻疹が出てしまったんで診てもらえますか」
ぽちゃ先生「じゃあ、チョット上着脱いでください」
私は言われた通りまずワイシャツを脱ぎました。
そして、アンダーシャツを脱ごうとシャツが首あたりまできた時に、
ぽちゃ先生「あー、それは新しいシャツのせいですね!」
私(それ、さっき俺が言ったことなぞってるだけやん!)
ぽちゃ先生「新しい服には、漂白剤とか溶剤とかついていたりするので、、、もうね、新しいアンダーウェアは捨ててください(笑)」
(なにその笑い、、、意味わからん、ツボずれとるわ、、、)
からの「塗り薬出しておきますから大丈夫ですよー、あと肘の湿布も出しときますねー」
と私がアンダーシャツを脱ぎ切る前に強制終了させました。
(ジャッジが早えーよ!くっそ。脱がんでえーんかよ!もうチョットで全部脱げるのに)と思いながら、手首のところまで脱いでいたシャツを、下唇を噛みしめながらまた着直しました。
ぽちゃ先生「そしたらですね、経過見たいので来週もう一回来てくださいね」
私「、、、はぃ」
(って、2度と来るか!お前、俺が言ったことなぞっとるだけやんか!:(;゙゚ω゚):)
以上が、先週のことです。
アンダーシャツを土日で洗い、今週になって着まくっていますが全く問題ありません。捨てないでよかった(笑)
※ちなみにマンガではちょっと、いやだいぶ筋肉を盛って描かれています。
では。