笑いのハードル超低い

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読書アウトプット

タイトル:そうだ、星を売ろう

著者:永井孝尚氏

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先日、長野県阿智村の「日本一の星空」を見てきたのです。

まぁ、確かに「おおお!」となって、星を売るなんてすごい発想だなぁと思ってたんです。

そしたら、泊まっていた旅館にこの本が置いてあり、自分の実体験とすり合わせて読書ができると思い読みました。

フィクションと書かれていますが、実際は実話に近いビジネス物語ではないかと思います。

私はこの星空ありきで、村全体が一丸となって村おこしをしたものだと思い込んでいたのですが、現実はそんなキレイ事・あまいものではありませんでした。

そもそも、夜空がすごいなんで村の人は誰も思っていなかった。

村の行政を取り込み対立するコンサルタントの嫌がらせや妨害工作

人がいない、モノがない、カネがない。リスクをとらざるを得ない。

少しお客が集まりだすと客を回せとせびる地域旅館たち。

さらにお客が集まりだすと、ウチにメリットがないと騒ぎ始める地域商工会会員たち。

色々な障害物を乗り越えるサクセスストーリー形式で「変革を推進するための8段階のプロセス」が紹介されています。

また、『日本一の星空ナイトツアー』で80歳の母の手を握って感動した娘の手紙。

行列が長すぎて並んでイライラする客に露店を出してほしいと商工会にお願いしても面倒臭がられ、そのことを雑談交じりに相談していた五平餅を作っているおばちゃんたちが「情けねぇ話だねぇ」と言って五平餅の露店をかってでてくれたエピソード。

対立するコンサルタントの部下だった男が、星空の美しさに心を打たれ星空ガイドに応募してきたくだり。

など、読んでいて目頭が熱くなる感動エピソードもよかったです。

 

体験と本が身近でリンクするっていいですね。

あと、泊まった宿の気配りが凄くてそれにも感動していたのも多分にあります。

泊まった旅館は『石苔亭いしだ』さんというところです。19室しかない旅館なのですが、旅館の雰囲気や接客・サービスが良い。素晴らしくてファンになりました。これは次も泊まりますね(^o^)

 

では。